寝る前にフルーツを食べると太るって本当?
フルーツはダイエット中にぜひ取りたい食べ物の一つですが
一部では太る食材と言われることもあります。
特に、夜にフルーツを食べると太るなんて
言われることもあって
フルーツはダイエットに良くないのでは?と
不安に思うこともあると思います。
実は、フルーツ自体はダイエット向きでも
夜に食べてしまうと太るのは事実です。
何故夜にフルーツを食べると太るのかと言いますと
フルーツには果糖やブドウ糖が含まれているからです。
糖分を寝る前にとると、太るというのは
何となくイメージが出来ると思います。
また、フルーツに含まれるブドウ糖には
血糖値を上げる作用があり
コレステロールを作り出す副作用的なものもあるんですね。
フルーツは意外と太る食べ物?
フルーツは痩せる果物と太る果物があると
言われています。
では、果物で太る原因はどんなものがあるのでしょう。
以下に簡単にまとめてみました。
原因①血糖値が上がりやすいから
果物に含まれるブドウ糖には
血糖値を急上昇させる作用があります。
そのため、インスリンが体から分泌され
血糖値を下げようと体が働きます。
インスリンが分泌されると
今度は、ブドウ糖が脂肪へと変化します。
ですから、夜寝る前に果物を食べてしまうと
脂肪が蓄積されてしまい
太りやすい体になります。
果物を寝る前に食べると良くないのは
ブドウ糖が脂肪に変化してしまうからなんですね。
原因②果糖にも注意!
以前は、果物に含まれる果糖については
脂肪に変化することがなく
体にも良いとされてきました。
ところが、近年の研究で
「フルクトースの多量摂取は、中性脂肪の蓄積をまねき、コレステロールの合成を促進する。」
との結果が出ました。
フルクトースとは、果糖を指します。
そのため、寝る前に沢山の果物を食べると
果糖の影響でコレステロールが溜まりやすいと
わかったのですね。
結論から言ってしまいますと
果物は夜寝る前に食べるのは良くないということです。
原因③他にもある!夜の果物がNGな理由
夜の果物がNGな理由は、他にもあります。
例えば、ドライフルーツに含まれる食物繊維や
西瓜やメロンにある利尿作用です。
こちらも、少し詳しくご紹介しますと。
ドライフルーツに含まれる食物繊維のNGな理由
食物繊維と聞けば、便秘解消になるので
返ってダイエットには良いように思えますよね?
ですが、夜に食べるとなると少し注意が必要です。
食物繊維は夜に多量にとってしまうと
夜に休むはずだった胃腸の働きが活発化してしまいます。
なぜなら、食物繊維は、普通の食事よりも
消化されにくい成分だからです。
また、ドライフルーツは他のフルーツよりも
糖分やカロリーが高く
夜の果物でも、特にドライフルーツには注意する必要があります。
メロンや西瓜が夜に良くない理由
西瓜やメロンは、夏の代表的な果物で
低カロリーで体を冷やしてくれる嬉しい果物ですが
夜に食べるのは禁物です。
西瓜に含まれる「シトルリン」や
メロンに含まれる「カリウム」には
利尿作用があり
通常なら嬉しい効果ですが
夜に食べてしまうと、その作用が逆に働きます。
利尿作用があるということは
夜中にトイレに行く必要が出来てしまうので
安眠を阻害してしまうんですね。
良くドラマなどで、夜に西瓜を食べるシーンがありますが
夜に西瓜を食べ過ぎると、頻尿になり
結果的に寝不足になってしまうんですね。
フルーツでダイエットするなら朝に!
フルーツを夜寝る前に食べると良くないと書きましたが
それでは、どの時間帯に食べると
ダイエット効果が高まるのでしょう。
答えは、朝に食べるです!
フルーツを食べると血糖値が上昇するのは
朝には逆に嬉しい効果が働きます。
素早く血糖値を上げることで
体温と代謝が上昇します。
朝に果物を食べることで
1日の活動に必要なエネルギーを作ることが出来るんですね。
フルーツでダイエットしたいと思うなら
食べるタイミングは朝がおすすめです。
寝る前の果物は、太るだけでなく
健康にも良くないので、注意してみてください。
痩せたいなら食べたい果物
それでは、夜に食べるのが良くないことが
わかりましたので
どんな果物がダイエットに良いのかについても
解説していきます。
痩せる果物①バナナ
ダイエットの定番の果物と言えば
バナナが有名です。
芸能人の方でも、朝にバナナダイエットで
痩せた方がいらっしゃいますよね?
バナナの栄養価は高く
しかも割と低カロリーなので
食べ過ぎなければ心配はありません。
炭水化物、タンパク質、ビタミンB、葉酸、ミネラルなど
体に嬉しい成分がいっぱいのバナナは
実はダイエット向きとされます。
痩せる果物②グレープフルーツ
酸っぱくて苦くて嫌いな方も多い
グレープフルーツにもダイエット効果があります。
更には、美容効果も高く
ダイエット中にはぜひ取りたい果物です。
グレープフルーツがダイエット向きな理由として
脂肪燃焼効果が挙げられます。
何でも、匂いを嗅ぐだけでも効果があるそうで
こちらは眉唾な話ですが
それくらいダイエットには効果的な果物なんです。
痩せる果物③キウイフルーツ
果物の王道のバナナが、100gあたり80Kcalなのに対し
キウイフルーツは、100gあたり50kcal程度しかなく
それだけでも、摂取カロリーを減らすことが出来ます。
またキウイフルーツには
ビタミンCや葉酸カリウム、食物繊維、クエン酸
ポリフェノール、アクチジニンなど
豊富に含まれており
ダイエット時以外にもぜひ食べたい果物ですね。
他にも、食物繊維が豊富なので
便秘解消効果も期待できます。
痩せる果物④リンゴ
りんごは大病知らずなんて言われますが
りんごもまたダイエットにはぴったりの果物です。
食物繊維やカリウムが豊富なので便秘や
むくみ解消効果があり
ポリフェノールの影響で若返り効果があるなんて
言われたりもします。
カロリーも100gあたり60Kcalしかなく
リンゴダイエットが昔流行ったのにも
納得できる気がします。
太ると言われている果物
太ると言われている果物を、以下にご紹介します。
フルーツであるからと食べすぎるのは厳禁です。
太る果物①マンゴー
マンゴーはプリンなどにしても美味しい
ちょっと高級なフルーツですよね?
では、何故マンゴーが太ると言われるでしょう。
その理由は、糖質の高さにあります。
カロリー自体は、100gあたり64Kcalほどと
そんなに高くはありませんが
糖質と組み合わさることで
食べ過ぎの原因となり太ります。
もっとも、食べ方に気をつければ
ダイエットに全く向かない果物というわけではありません。
ヨーグルトに加えるなど食べ方を工夫して
食べ過ぎなければ、そんなに怖い果物ではないんですね。
太る果物②アボカド
料理にも使われることの多いアボカドなので
野菜のカテゴリに入るイメージをお持ちの方も多いと思いますが
実は、アボカドはれっきとしたフルーツなんです。
では、何故アボカドが太るのかと言えば
100gあたり187kcalと、かなりの高カロリーだからです。
これは普通の果物の3倍もあり
ついつい美味しくて食べ過ぎてしまうという方は
注意が必要です。
ただ、アボカドも上手く利用すれば
食物繊維のお陰で整腸作用もありますし
満腹感を得られるので、食欲を抑える働きもあります。
どんな果物も、食べ方一つで
太ることもあれば、痩せることもあるわけですね。
寝る前に果物を食べない!
ダイエット中には取りたい果物ですが
夜に食べ過ぎてしまうと、血糖値が上昇してしまい
太りやすい体に変化してしまうことがわかったので
果物は、ぜひ朝にとるようにしてください。
ただ、果物が朝に良いからと
果物だけで置き換えしてしまうと
栄養価も偏りますし、空腹感から
暴飲暴食に陥る可能性もあります。
ヨーグルトと組み合わせたり、サラダに入れたりなど
自分が一番長続きする方法を見つけ
フルーツのダイエット効果をぜひ体感してください!