サイクリングがダイエットに良い理由
免許もいらず、誰でも乗ることが出来る自転車は、移動手段としても人気の高い乗り物ですよね?
ただ、自転車は楽な分ダイエットに向いているの?と疑問に思う声もあると思います。
消費カロリーだけを見ると、確かに自転車はダイエット向きとまでは言えない可能性もあります。
ただ、運動不足の解消に良いのは確かですし、何より自転車は風を切って走るのが気持ち良いですよね?
では、自転車が本当にダイエットに向いているのか、メリットやデメリットを踏まえた上で、効果的なやり方や、ダイエット効果などをご紹介します。
自転車ダイエットのメリットやデメリットは?
では、自転車がダイエットに向く理由や向かない理由などメリットとデメリットから見ていきましょう。
自転車の消費カロリーとは?
自転車は、走るのより楽なのでジョギングと比べて、カロリー消費できないのでは?と思われがちですが、実は自転車の消費カロリーは、ジョギングと同じくらいなんです。
以下に代表的な運動の消費カロリーをご紹介します。
- 自転車:428kcal
- ジョギング:441kcal
- ウォーキング:302kcal
- 水泳:523kcal
ちなみに、この数値は体重が60kgある人が一時間運動した時の目安になります。
ウォーキングが消費カロリーが低いのはわかりますがどうでしょう?
ジョギングとそん色ない消費カロリーではないでしょうか?
足に負荷がかからないのに、自転車もジョギングと同じくらいの消費カロリーなんですね。
それでは、更にメリットやデメリットを見ていきましょう。
自転車のメリット
移動時間を運動時間に使えるのが自転車ダイエットのメリットです。
普通ダイエットの運動と言うと、普段の生活にプラスして時間が必要ですが、自転車の場合、通勤や通学に使うことで時間を無駄にしないで済むんですね。
もし通っている会社や学校が遠くにある時には、自転車ダイエットは最大の効果があります。
ちょっと遠くのスーパーに行くなどでも効果がありますし、移動手段として使うので、時間を有効に使えるのはメリットと言えると思います。
また、他にもあるメリットとして
- 足に負荷がかかりにくい
- 長時間続けることが出来る
- 下半身を重点的に鍛えることが出来る
- 脂肪燃焼で美脚が手に入る
- 風景を楽しみながら運動が出来る
などがあります。
自転車レースの方は、足が太いですが、普通の自転車の場合は、筋トレではなく有酸素運動になります。
そのため、女性でも安心してダイエットに励めます。
ちょっと風景に飽きて来たなと思ったら、いつもと違うコースを走ってみようか?という方向転換も自転車なら簡単ですね。
自転車のデメリット
自転車にはメリットも沢山ありますが、デメリットも存在します。
自転車のデメリットとして、初期投資がかかるのはデメリットと言えるかもしれません。
何しろ、自転車でダイエットするには、自転車が必ず必要になります。
最近は自転車も安いタイプが多くなりましたが、長距離の運転に耐えるなら、そこそこの自転車を選ばなければなりません。
ただ、何をするにしても初期投資は大切ですので、もし自転車でダイエットをする!と決めたなら、必要な出費と考え、ケチらないようにしてください。
また、もう一つデメリットとして、怪我をする心配があるのも注意です。
ジムなどのバイクを漕ぐなら心配ないですが、自転車は道路を走るのが基本です。
道路は通行人もいれば、車だって走っています。
早朝なら大丈夫と思っていても、自転車に乗っている状態では、すぐに事故を防ぐことが出来ません。
ですから自分が起こす事故にも、相手の事故に対しても、しっかりと注意する必要があります。
サイクリングダイエットを成功させるポイント
自転車のメリットとデメリットを踏まえた上で、では、ダイエットを成功させるには何が必要なのでしょうか?
以下に成功させるポイントをご紹介します。
一番大切なのは時間?距離?
もし自転車でダイエットをしたいなら、スピードと時間が大事になります。
距離も大事ではあるんですが、脂肪燃焼効果を上げるなら、ある程度の負荷がかからないと意味がありません。
「今日は10㎞乗ろう」と思っても、ダラダラと漕いでいては、効果は薄いです。
「一定スピードで20分漕ぐ」というのを意識することで、ダイエット効果も上げることが出来ます。
それでは、ダイエットに向く時間とはですが、最低でも20分以上は漕ぐ必要があります。
有酸素運動は、20分が経った頃から糖質ではなく脂肪が燃え始めます。
そのため、自転車を一定のスピードで20分以上漕ぐというのが基本になります。
自転車ダイエットの姿勢にも気をつけよう!
自転車でダイエットをするなら、漕ぐときの姿勢にも気をつけて下さい。
ポイントもご紹介しますと…
- 少し前かがみになる:前傾姿勢を取ることで腹筋が鍛えられます。
- サドルは高めに:膝が曲がりすぎると膝を傷める可能性があります。
- グリップは優しく握る:軽く握る程度で余計な力を入れない方が長続きします。
ペダルの漕ぎ方にも気をつけよう!
思い切りペダルを漕いでしまうと、足に無駄な負荷がかかり長時間漕げません。
自転車ダイエットは有酸素運動の一種なので、20分以上漕ぐことを前提に考えるなら、余りペダルをこぐときには意識せず、車輪を回しているだけという感覚がベストです。
有酸素運動は、軽く長く続ける運動です。
ダラダラと漕ぐのは良くありませんが、余り力み過ぎると効果が薄れるので注意してください。
ペダルにつま先を乗せるイメージで
自転車ダイエットをするなら、ペダルには足全体ではなく、つま先を乗せるイメージでペダルを漕いでみましょう。
ペダルの中央に足の親指の付け根を乗せるイメージですと、足に無駄な負担がかからず、軽いイメージでペダルを漕ぐことが出来ます。
自転車ダイエットで楽しく痩せよう!
生活の中に取り入れることが出来、余計な時間を取らずに済むサイクリングはダイエットにも最適です。
電車でぎゅうぎゅう詰めになりながら、汗をかきながら、毎日通勤通学をするくらいなら、少し時間がかかっても自転車に乗り換えれば、運動不足の解消だけでなく、多くのメリットが生まれます。
毎日運動する時間がなかったとしても、移動手段で少し時間をかけるだけでダイエット効果が得られるのが、サイクリングダイエットの最大のメリットです。
雪国の場合、冬に自転車を使うことは出来ないです。
その場合は、エアロバイクなどを買って、自宅をジム化するのも良いですね。
初期費用がかかるのがデメリットでもありますが、一度買ってしまえば長く使えるわけですから、思い切って素敵な自転車を買ってみてください。
自転車で風を切りながら、気持ちの良い時間をぜひ過ごしてみて下さい!