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硝酸塩が筋力をブースト?筋トレのパフォーマンスUPにほうれん草!

硝酸塩が筋力をブーストする可能性 食事編

ほうれん草やチンゲン菜に含まれる「硝酸塩」なる化学物質を多く取っている人ほど、筋肉の機能が高く、筋トレのパフォーマンスを上げてくれるとの研究発表が出されて話題になっているみたいです。

硝酸塩は、葉物野菜(ほうれん草やチンゲン菜、小松菜など)に多く含まれている栄養素の1つですが、硝酸塩が筋力をブーストする可能性があるとの指摘があった一方で、どのようなメカニズムで硝酸塩が筋肉に作用するかは謎でした。

今回は、なぜ筋トレのパフォーマンスを上げるのに硝酸塩が有効なのか理由をご紹介します!

硝酸塩が筋力をブーストさせる?

あるニュースサイトによると、ほうれん草やチンゲン菜などの葉物野菜が筋肉に与える影響について、イギリスの「エクセター大学」と「アメリカ国立衛生研究所」の研究チームが調査をしたそうです。

調査では、硝酸塩入りのドリンクか、偽薬として同量の塩化カリウムを含んだドリンクを飲んだ場合を比較し、経口摂取した硝酸塩したチームの方は、1時間以内に唾液や血液、尿筋肉などが増加した一方で、トレーニング後の筋肉に含まれる硝酸塩が明らかに減っていました。

また、偽薬ではなく、硝酸塩を摂取したチームの方が片方と比較して、7%もの筋力増加がみられたそうです。

なので、体内の硝酸塩が豊富なケースでは、筋肉が硝酸塩を消費し、その結果、筋力を向上させている可能性が示されたわけです。

なぜ硝酸塩が筋肉を増加させた?

同調査で、硝酸塩が筋力をアップさせる効果が出た背景に、血流量を増やす働きを持つ「一酸化窒素」の発生源として作用したからでは?と「Barbora Piknova博士」は主張しています。

ただ、いくらでも硝酸塩を取ればいいというわけではなく、毎日90mg程度摂ればOKとのことで、取り過ぎは良くないとの声もあります。

たとえば、日本食品標準成分表によれば、夏採りの生のほうれん草の可食部100gでの硝酸塩の含有量は200mgで、キャベツや白菜は100mgと同じ値です。

つまり、毎日葉物野菜を意識して取るだけで十分な硝酸塩は得られます。

また、糖尿病予備群の人々の追跡調査「AusDiab」でも「硝酸塩はサプリメントよりも、健康に欠かせない必須ビタミンやミネラルが同時に摂れる野菜を食べるほうがいい」と言われていて、サプリに頼ると思うような結果は出ない可能性があります。

運動不足が続くリモートワークの方も、毎食葉物野菜を意識して取ると、ダイエット効果も高まるかもしれません。

一日にどれくらい葉物野菜を取るべき?

「AusDiab」の調査結果によると、1日に90mgの硝酸塩を取るには、ほうれん草から摂取する場合、葉が6~8枚くらいの1株(可食部が約45g)で、十分目標は達成できるとのことです。

一時期ほうれん草の鉄分が減るなどの調査結果もありましたが、やはり食べすぎはよくないたみたいなので、毎食少しずつ意識を向ければ十分かもしれません。

毎日の筋トレでパフォーマンスを上げたい方は、ぜひ葉物野菜を意識して取り、一日に90mg=ほうれん草やや1株ほどを目安に食べてみるのをおすすめします。

また、野菜からの硝酸塩の摂取量が多いかどうかなので、サプリでは思ったような効果が得られないこともわかっています。

と言うのも、野菜から摂取した場合は、年齢や運動習慣に関わらず、下肢の筋力が強化され、筋機能を高めるために役立つとの可能性も示唆されているからです。

下肢の筋トレは大切ですが、もし普段から筋トレをしているのに、足腰が弱くて…などの人はぜひ葉物野菜を意識して食べるようにしてみてください。

硝酸塩は適量を取ると筋肉がブースト? まとめ

それでは、ほうれん草やチンゲン菜などに含まれる硝酸塩がなぜ筋肉をブーストさせるのか、また、一日にどれくらいの硝酸塩を取るべきかなどご紹介してみました。

昔鉄分を取るのにほうれん草が良いともてはやされた一方で、逆に鉄分を減らす可能性が指摘されたほうれん草でしたが、硝酸塩なる物質が取れるなら、毎日筋トレをする方には追い風になってくれるかもしれません。

硝酸塩は一日90mgまでが推奨とされるので取り過ぎは良くないですが、ぜひ、毎日葉物野菜を意識して食事に活用して、筋肉をより鍛えられるようにしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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