実は必要だったダイエット中の油

油はダイエットで必要ない！と考えている方は恐らく多いと思います。
ただ、実は油というのは、体に必須の成分でもあるんです。
体には少量の脂質は必要不可欠で、全く油を取らないでいると
肌がカサカサに荒れるなど、弊害が出てくるんです。

ひとくちに油と言っても、実はダイエットに良いとされる油もあります。
今回は、ダイエット中におすすめの油などご紹介します。

何故油が必要なの？

重ねて言いますが、油は体に必要な栄養成分です。
人間が生きていく上で必要な三大栄養素として
タンパク質、炭水化物、油が挙げられます。

油の量を減らすことは問題ありません。
ただ、全面カットしてしまうと弊害の方が大きくなります。
油の主成分は、脂肪酸ですが、その中でも大別して
2種類に分けられます。

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類になりますが
それぞれ違いなども見ながら
おすすめの油をご紹介します。

＞こちらの記事もよろしくお願いします！

油を選ぶなら、脂肪酸も大切ですが
成分表示などもしっかりと確認する必要があります。
以下に、おすすめの油を5選してご紹介します。

オリーブオイルでダイエットというのが
一時期流行りましたが
油の中でもオリーブオイルはダイエット向きです。

何故オリーブオイルがダイエットに良いかといえば
主成分であるオレイン酸は、脂肪に変化しづらい
成分だからです。

また満腹感を得ることも出来ると言われ
オリーブオイルを食前に舐めることで
食べ過ぎを防いでくれる効果もあります。

グレープシードオイルは、ブドウの種から取られる
少し希少な油です。

サラサラとしていて癖がなく
オリーブオイルが苦手な方にも人気の油です。
グレープシールオイルに含まれる脂肪酸は
リノール酸が約65％、オレイン酸が約18％となっており
コレステロールがゼロの油でもあります。

また、ビタミンEが豊富なこともあり
こちらの含有量は、オリーブオイルの二倍と言われます。

更には、プロアントシアニジンというポリフェノールが
含まれていることで、美白効果も期待できる
素晴らしい油なんです。

亜麻という植物の種から作られる亜麻仁油ですが
オメガ3であるαリノレン酸が豊富に含まれています。
αリノレン酸は、体内でDHAやEPAに変換しますが
これは魚に多く含まれる成分の一つです。

また、亜麻仁油には脂肪燃焼効果や
コレステロールを下げる働きもあると
近年話題になっています。

ただ、亜麻仁油は酸化しやすい油なので
加熱調理には向いておらず
使いどころがやや難しい油とも言えそうです。

韓国料理などに出てくる[エゴマ」の種子から
作られるのがエゴマ油です。
シソ油などとも呼ばれますが、成分は同じです。

αリノレン酸が豊富に含まれている油ですが
こちらも酸化しやすく加熱調理には向いていません。

ダイエット効果自体は、前述した亜麻仁油と
さほど変わりがないので
味を見て決めるのも良いですね。

ココナッツオイルには、一般的な油よりも
燃焼されやすい「中鎖脂肪酸」が豊富に含まれています。
何故ココナツオイルに人気があるかといいますと
中鎖脂肪酸は消化されるときに「ケトン体」が発生するから。

ケトン体と言うのは、食べ物の消化を助ける働きがあり
ダイエットに向くと言われています。

おすすめの摂取方法は、食事の3時間前に取ることです。
また、加熱するとダイエット効果が低くなってしまうので
出来れば、コーヒーに加えるなどして
ダイエット効果を高めましょう。

ダイエット向きの油は探せば割とありますが
ダイエット中に油を取りたいなら
やはりカロリーには気をつけないといけません。

油の種類に限らず、ほとんどの油のカロリーは
1gあたり9kcalとかなり高カロリーです。

ですから、取り過ぎてしまうと
何のために油を取れば良いかわからなくなり
本末転倒です。

もし油を沢山使った料理を作った場合は
他の食べ物のカロリーを低くするなどして
臨機応変に対応してみてください。

ダイエットには良くないと思われる油ですが
適量ならむしろヘルシーでダイエット向きの食材でもあります。

ご紹介した油には、時には癖があるものもあり
特にオリーブオイルなどは、独特の癖があるため
ダイエットに使うのに抵抗がある方も

また、おすすめの油は、ほとんどが酸化しやすく
調理に向いていませんので
出来れば、ヨーグルトにかけるなどして
食べやすくして続けてみてください。

美味しい油を見つけて、ヘルシーに痩せましょう！